農業を始めたい!けど新規就農って何?
[農業を始める前に知っておくべきこと]
農業に興味があり農業を仕事にしたいけど何から始めたらいいの?
その方法が分からない方は多くいるのではないでしょうか
農業を始めるには何をすればいいの
農地がないんだけど取得できるの
補助金、支援制度って誰でも申し込めるの
そもそも新規就農って何
そこで今回は、新規就農について説明しようと思います
目次
新規就農者とは
新規就農とは以下の3つの種類がある
新規自営就農者
簡単に言うと農家の後継ぎです。家族経営体の世帯員で、調査期日前1年間の生活の主な状態が、学生から自営農業者へ、会社員(雇われ農業者)から自営農業者になった者
新規雇用就農
簡単に言うと農業法人等、農業の会社に就職したひと。調査期日前1年間に新たに法人等に常雇い者として雇用され農業従事者となったもの(年間7か月以上)※外国人研修生及び外国人技能実習生並びに雇用される直前の就業状態が農業従事者であった場合を除く
新規参入者
簡単に言うとこれまで農業とは全く関わりがない人が農業を始める事。調査期日前1年間に土地や資金を独自に調達し新たに農業経営を始めた経営責任者および共同経営者をいう。※相続・贈与等により親の農地を譲り受けた場合を除く
この記事を読んで頂いている方は、新規参入を考えている方が多いのではないでしょうか
新規就農において新規参入のハードルは高い!
新規参入によって農業を始めるには様々な準備が必要となります
農地・住宅の確保
当たり前のことですが、農業を始めるには農地が必要です。もちろん家も。家はなんとかなるでしょう。しかし農地取得はかなりハードル高いと言えます。ここで農地取得はハードルが高いといいましたが、農地を取得するのはそんなに難しくありません。今では市や町が農地を斡旋してくれ、農業委員会の許可が出れば農地は取得できます。問題なのはここです。農業をこれから始めるどこの者かも変わらない人にいい農地を貸してくれると思いますか?
水はけが悪い農地
陽当たりが悪い農地
そもそも農地がやせ細って作物を育てられる状況にない農地
このような農地でどんな作物を育てても上手くいくわけがありません。間違いなく就農は失敗して5年以内に離農することになるでしょう。新規参入者に貸し出される農地はこのようなの農地が多いと考えておくべきです。
出展:新規参入者の経営資源の確保に関する調査結果(平成 31)年 3 月 全 国 新 規 就 農 相 談 セ ン タ ー

資金調達[農地・作業機械・施設設備]
農業を始めるには、農地や住宅費用、機械、施設等を準備する資金のほか、収入が入るまでの資金、また、経営が安定するまでの資金が必要となり、新規参入のためには最低でも1,000万を準備する必要があると考えてください。もちろんこの金額すべてを自己資金で用意するのは難しいので、新規参入者に向けた様々な補助金制度があります。補助金制度については別記事で書いてますのでそちらをご覧ください。
出展:新規参入者の経営資源の確保に関する調査結果(平成 31)年 3 月 全 国 新 規 就 農 相 談 セ ン タ ー

技術力・栽培等のノウハウ
作物の栽培にはそれぞれの土地にあった作物、栽培時期があり、ただ種をまけば育つというものではありません。農業は農業者が長年努力してノウハウを蓄積し安定した栽培を可能とするもので、ノウハウのない新規参入者が簡単に出来る事ではありません。最近では、オーガニックや多品目少量栽培等、誰でも簡単にできそうな農業本も多いですが、農業はそんなに甘くはないということを頭に入れておくべきです。
農業を始めるなら『雇われ農業』新規雇用就農から始めるべき
農業を始めるなら『雇われ農業』新規雇用就農から始めるべきです
今すぐ自分の理想とする農業を始めたい!雇われ農業から始めたくない!そもそも人に使われたくないから農業を始めるんだ!
ちょっと待ってください
絶対に失敗しますよ
新規就農者の35%が離農
はい。これが現実です。
思い描いてた農lifeとは程遠かったのでしょう
農業が興味がある方は、雇われ農業から始めるべきです
本格的な農業を経験することにより、
あれ私、農業すきじゃないかも
なんか私に合わない
農業やるのやめようと!分からせてくれる一方
雇われ農業で1,2年頑張れた人は、
技術力、ノウハウを習得
販売方法、販売ルートの確立
土地の習得が有利になる
栽培品目等、どのような経営を行えばいいかが見えてくる
はい!農業始めるなら間違いなく雇われ農業から始めるべきです
今回は、農業を始めたい!けど新規就農って何?[農業を始める前に知っておくべきこと]について記事にしてみました。農業の始め方は十人十色ですが、農業を始める前にこの記事を参考にして頂ければ幸いです